2008年08月05日BtoBマーケティング

Relative Market Share (相対的マーケットシェア)

「競合企業にどの程度食いこめているか?」これを表すには Relative Market Share (相対的マーケットシェア)が便利な指標です。

Relative Market Share(%)
= Brand's Market Share($,#) / Largest Competitor's Market Share($,#)

(Wharton School Publishing出版 MARKETING METRICSより)

この指標は、最もシェアの高い競合のシェアに対する、自社製品やブランドのシェアの割合を表します。パーセンテージが高いほど競合と激しいシェア争いを行っていますが、低ければ十分に競合していないと言えます。

例えば、ビール会社の例では
2007年のアサヒの出荷量は1億8824万ケース(1ケースは大瓶20本)でシェアは37.9%、キリンは1億8730万ケースでシェアは37.8%という結果でしたが、

キリンのアサヒに対するRelative Market Shareは
1億8730万ケース / 1億8824万ケース = 99%

ということで両者による激しいシェア争いが繰り広げられたことがわかります。


また、携帯電話の純増シェアでは
2008年1月はソフトバンクモバイル20万0700に対しNTTドコモ1万9800。

ソフトバンクモバイルに対するNTTドコモのRelative Market Shareは
1万9800契約 / 20万0700契約 = 9%

1月はNTTドコモが完敗。ソフトバンクモバイルが圧勝したことがわかります。


特に複数の製品・ブランドを展開している企業であれば、それぞれの市場のRelative Market Shareを横並びに見ることで各事業の競合への食い込み具合が一目瞭然に理解できます。

ただしこの指標は「相対的な」もので、市場全体のパイや、ポテンシャル市場を表す指標ではありませんので、あくまで対競合戦略を意識する場合に適用するのが正しい使い方です。もちろん100%を超えている場合はシェアNo.1を獲得している状態となります。


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