2009年01月29日BtoBマーケティング

オバマ大統領のweb2.0

オバマ大統領はインターネットを活用して、草の根の選挙戦を展開し、勝利したことが話題となっています。今日はオバマ大統領がどのようにインターネットを活用していったかを振り返ります。

BarackObama.com
オバマ陣営はこのサイトを核に選挙戦を展開しました。注目すべき点はメインサイトの他に地域やコミュニティーに応じたサブサイトも構築し、それぞれに関心の高いテーマを取り上げていった点です。例えばカリフォルニア州の有権者向けにはca.barackobama.comを、ニューヨーク州にはny.barackobama.comを、さらにヒスパニックコミュニティー向けにはスペイン語も併記してといった具合です。他にも女性、障害者、退役軍人、子供といった特定のグループからの意見なども取り入れ紹介しました。

また、情報発信だけではなくサイトを見た有権者が他の有権者に働きかけることのできる仕組みも提供し、myBarackObama.comではユーザー自らがサイトを構築したり、イベント写真を紹介したり、知人に招待メールを発信したりといった展開もできる機能を提供しました。オバマキャンペーンのロゴ、チラシ、ポスターなども簡単にダウンロードできるようにもしました。


動画ストリーミング
メッセージを配信する動画も多用しました。すべての演説、討論会、イベントはすべて生中継し、時にはユーザーに直接語りかける動画も配信しました。


ファイル共有
動画などはすべてインターネットで共有されました。それぞれのサイトにはBarackObama.comへのリンクが貼られ、興味のある人をキャンペーンサイトへ誘導しました。

 iTune 演説など音声、動画を中心
 Flicker 写真など画像を中心
 Scribd 政策など文書を中心


ソーシャルネットワークサイト
ユーザ同士のコミュニティーであるソーシャルサイトも活用しました。

 Twitter 日々のイベント情報をリアルタイムに共有
 Linkedin ビジネスパーソンへの情報を発信
 MySpace 100万人以上の支持者を獲得(マケインは20万人)
 Facebook 300万人以上の支持者を獲得

特定コミュニティー
その他、特定のテーマによるコミュニティーサイトにも露出しました。
 BlackPlanet.com アフリカ系コミュニティー
 AsianAve.com   アジア系コミュニティー
 MiGente.com   ヒスパニック系コミュニティー
 Eons.com     ベビーブーマー
 Disaboom.com   障がい者
 Faithbase.com  クリスチャン

モバイル
携帯電話もプロモーションツールとして活用しました。ユーザーが携帯電話を通して「オバマ」「イラク」「雇用」といったキーワードを送信することで、関連する情報を提供する仕組みを構築しました。携帯を通して290万人のユーザを獲得したといわれています。

オバマ氏は大統領となった今もインターネットを駆使して、国民に直接訴えかける手法を貫いています。歴史的な勝利の陰には最新のツールや技術の理解とともに、マイノリティーにきめ細かくアピールするなど人心の掌握してコンテンツを提供していったきめ細やかさがあったと言えるのではないでしょうか。

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